高校野球 秋の都大会 小山台対堀越2013年10月13日 21:44

今日は、高校野球秋の東京大会を観戦に
神宮第二球場へ行って参りました。

最近仕事が忙しく、今日も午前中から出勤し、
途中抜け出して、ひとり神宮第二球場へ。

今日の試合は小山台対堀越です。
強豪校同士の対決であり、とても楽しみにしておりました。

1年前の秋、立川球場で小山台対岩倉の試合を観戦し、
1対0で岩倉が勝った試合をフログに書きました。
この時、延長戦で小山台は力尽きましたが、小山台としては、
力量的には互角に戦える相手に対して、いかに勝つことが難しいかを
学んだ一戦となりました。

そして、夏の大会では、日体荏原に劇的な敗北を
喫していました。きっちり準備してうまい試合運びを
しても、最後の最後で相手の力量に屈してしまう、
”勝ちきれない”ひ弱さを強く印象付けました。

そして今日の試合。

相手は強豪の堀越。本当に勝ちきれるのだろうか、
そこだけが試合の焦点でした。

結果から申せば3対2で小山台が辛勝しました。
小山台は、「ここまで何故勝てなかったのか」という
その問いの答えを見つけたと同時に、
「都立の強豪」から脱皮し、次のステージへ駒を進めた、
と言えるかも知れません。

この試合に関しては、どちらが勝っても全くおかしくない互角の
試合でしたが、大雑把に言えば、投手力は小山台、打力はやや堀越、
守備は堀越で、あとはその日のディテイルの出来が勝敗を左右しました。

ディテイルに目を向ければ、堀越は序盤から中盤にかけ、小山台の攻撃を
最小失点に食い止めていたのが素晴らしい。4回か5回にセンターの見事な
捕殺がありました。また、中盤は浮き上がる球を投げる軟投派を投入して、
「終盤勝負」というシナリオ通りに試合を進めていました。打撃陣も、
序盤は相手投手の球威に完全に負けていましたが、徐々に適合して終盤には
打力の勢いで小山台を上回っていたのは流石です。

一方小山台は、3回、無死2、3塁の大チャンスが潰れかけた2死から
ディレードスチールの本盗が成功し、2点目をもぎとったのが
大きかったです。

そして終盤。小山台エースに慣れてきた堀越が1番、4番打者を
中心に猛追をかけ、手に汗握る展開となりました。
9回も一打サヨナラの場面を迎え、小山台としては、夏の劇的な敗北を
予感させる絶体絶命の状況に追い込まれました。
しかし、ここで夏の経験が活きた、としか言いようがありません。
強気の投球がヒット性のサードゴロとなって、ゲームセット。

小山台の課題は、内野守備に尽きるのでは、と思います。
下位打線の打力も気にはなりますが、それよりも
そもそもこのチームは打ち勝つのではなく、投手を中心にいかに最小失点に
抑えていくのか、が今後の強豪校との対戦では重要になってくると思われます。
今日の内野陣は決して下手ではありません。ただ、
小山台は、投手陣が低めの球威ある直球を武器に
ゴロアウトを連発していく、という試合展開が理想なのではないでしょうか。
その時、アップアップしながら投げる投手を鉄壁の守備陣が盛り立てる
という展開になる(今は逆にアップアップの守備陣を投手個人の力量で
助けているようにしか見えない)と、勝率が高まると思われます。
今日のような3対2の展開が、辛勝でなく、完勝と言える内容が
求められていると思います。

堀越の課題は、敢えて言うと、投手陣の整備でしょうか。
打撃は4番を中心にどんなタイプの投手でも終盤には捉えることが
できる底力は見せていました。今日も、運に見放されなければ
終盤に打力で逆転できた試合展開だったでしょう。守備はエラーもありましたが、
内野陣の俊敏な動きは小山台をはるかに上回っています。
(細かい話ですが、イニング間の守備練習の最後に捕手がセカンドに
投げるのが「お約束」になっていますが、その時の内野の動きが
本当に実践的で素敵です。)
投手の失点はある程度仕方ないにせよ、無駄な四球を無くすような
制球力に磨きをかければ、ポテンシャルは高いので、
夏には十分、上位を狙うことができるでしょう。

それにしても、観戦後また職場に戻って仕事をしました。
暖かい日差しの中、ビールを飲まずに観戦するのは
ちょっと残念です。
とはいえ、昼間から飲んで酔うとブログでは適当な記述となって
しまうので。。。。それはそれで良しとしましょう。

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