高校野球 春の都大会観戦と表参道 清水湯ぶらり2012年04月07日 22:51


今日は、春の高校野球都大会を観戦に
神宮第二球場へ行って参りました。

大学野球の聖地を神宮球場とすると、
東京の高校野球の聖地は、この第二球場であると
言っても、過言ではないでしょう。
グランドが狭いので打撃戦の大味な試合になりがちでは
ありますが、客席とグランドが近く、臨場感を楽しめる球場です。

夏場になると、昼は第二球場で高校野球、夜は第一球場で
プロ野球、のハシゴをすることもあります。

さて、入場料は700円。今日は妻と2人で観戦です。

帝京高校対総合工科高校の試合でした。

帝京は言わずとしれた野球の名門校。
秋の都大会でもセンバツ出場の関東一高と互角に渡り合っており、
今大会も優勝候補の一角と言われております。
対する総合工科高校は、まさに高校野球らしいひたむきな
プレーが持ち味の都立高。数年前から注目しています。

エリート集団対雑草集団という対称的な対戦です。総工が
どこまで健闘できるかが楽しみな一戦です。

しかし、試合のほうは、序盤から帝京のパワーが全開、
初回1点、2回3点と、完全にペースをつかみます。
総工は立ち上がり、主戦の左腕投手のコントロールが定まらず、
球が真ん中高めの打ち頃ゾーンに集中してしまい、そこを
強打の帝京に悉く打ち返されておりました。
特に初回、無死一塁からせっかくダブルプレーで二死にした後の
失点は悔やまれます。3回以降に球が低めに決まりだしてからは、
抑えることができていたのですから、残念な立ち上がりとなりました。
これも「帝京」の名前の威力なのでしょう。

帝京の左腕は、若干荒れ気味でしたが、総工投手に比べると
低め低めに球が集まっており、点を取られる気配はありませんでした。
それでも2巡目以降、総工は左打者が逃げる変化球にうまく
くらいついていき、4回にはセンターへの犠飛で1点を返します。

しかし、それ以降は立ち直りました。特に右バッターに対しては
外角の変化球と時折内角にズバっと差し込んでくる直球が
絶妙なコントロールで決まり出し、完璧でした。

7回表、5点目を取られて気落ちしたところで本塁打を
浴び、結局8対1のコールドゲームで帝京が勝ちました。

総工の善戦を期待していただけにちょっと残念な結果です。
細かく見ると、点差以上に差があったと感じました。

特に走塁とそれに対する守備です。
塁に出た時のランナーのリードが両チームぜんぜん違って
いました。帝京は人工芝へ足が半分くらいかかっており、
隙あれば次の塁に盗塁するぞという高い意識を感じました。
一方の総工のリードは土の部分に留まっており、左腕投手の
牽制を恐れていたように感じました。

また、帝京の見え見えの盗塁を1回しか刺せなかったのも
残念です。総工バッテリーはピッチドアウトして刺しにいくなど
もっと細かい野球をしてもよかったのかもしれません。
(もっとも、この時期にバッテリー守備がそこまでの
 領域に達するのは難しいことかもしれませんが)

内野の守備力にも差があったと思います。帝京のサード、
ショートは難しい打球を難なく捌いていました。

しかし、総工は、夏の大会に向けた課題が見えたという点では
貴重な経験ができたのではないでしょうか。

まずは何といっても投手が常に低めにコントロールできるように
すること。バッテリーの守備を強化すること。
内野守備を強化すること。
打撃は悪くないと思いましたので、投手を含めた守りが
しっかりできれば、夏の大会は楽しみな存在になると思います。

大事MANブラザーズの「それが大事」が良く似合う、
最後まであきらめないチームをめざして頑張ってください。

さてさて、日陰で観戦していたせいか、体がすっかり冷えてしまい、
第二試合は観ずに、表参道の銭湯、清水湯に向かいました。
12時の開店と同時に入り、一番風呂を堪能することができました。
ここは自宅から最も近い銭湯なので時々通っております。
今日はお風呂のみ450円ですが、ゆっくり入りたい時には
別料金でサウナにも入ったりしています。
都心の銭湯だけあって若干狭いですが、新しくて
清潔な気持ちのよい銭湯です。

ここでゆっくり温まり、家までぶらり散歩します。
途中、「にらさわ豆腐店」という昔ながらの素敵な
豆腐屋で自家製の湯葉と絹ごしを買い、大丸ピーコックで
晩御飯のおかずを買い、外苑前の中華料理屋で遅めの昼食を
取りました。昼間からビールをたらふく飲み、妻に支えられて帰宅。
その後たっぷりと昼寝を楽しんだ一日でした。

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