秩父宮と神宮を入れ替えるとは2013年07月11日 22:43


7日の朝日新聞で秩父宮ラグビー場と神宮球場を
入れ替えるというプランが報道されておりました。

報道された以外の事実関係は全くわかりませんが、
ご近所の話題でもあり、いち利用者として意見を
述べたいです。結論から言って何故今、入れ替える
必要があるのか、疑問に思わざるを得ません。

入れ替えの理由は、神宮球場の収益を上げることが
目的であると報道されています。
しかし、こういう発想自体、おかしくないでしょうか。
事実はわかりませんので憶測になりますが、
仮に東京ヤクルトスワローズ球団や大学野球関係者が
このようなことを主張しているのであれば、
本末転倒だと思うのです。
収益が悪いのは立地のせいであり、自らの営業努力では
ない、と言わんばかりの開き直りの主張にも聞こえます。

この手の話は、仮に球場を数百メートル移動させた場合、
球場への集客がどれくらい上がって(コンテンツの良し悪し関係なく)
沿線の人間の動線が変化して、これくらい経済効果が上がる、
といった極めて信憑性の薄い机上のシミュレータで計算された
結果を技術に無知な都の職員が鵜呑みにしてしまっただけでは
ないかとさえ邪推してしまいます。

誰かが金儲けをするため、それも金儲けの根拠も信憑性の
薄い1枚のシミュレーション結果から判断されている
可能性が否定できないのです。

また、今頃東京都が球場の利便性を主張しているのも
おかしいと感じます。神宮が不便であれば、大江戸線の駅を作る際、
千駄ヶ谷駅に近い「国立競技場前」でなく、青山寄りに移して
「神宮球場前」を作ればよかっただけの話という気もします。
それを今頃になって都が利便性とは。。。。都にはだれも長期的に
物事を考えられる人がいないのかな、と逆に心配してしまいます。

私は地元の人間として、確かに今の神宮球場は少し不便な場所に
あると感じたこともあります。秩父宮ラグビー場は徒歩で15分。
神宮球場ですと徒歩20分と、家から遠くなり、若干面倒だなとは
思います。しかし、それはたかだか3百メートル程度の話です。
人間の感覚では誤差の範囲でしょう。人間の感覚でなく経済性を
優先して金儲けのための大工事を行うことそのものに
大きな違和感を感じた次第です。

また、ドーム球場全盛の中にあって、今の神宮球場は
開放感があり、見やすく、非常に貴重な施設であると
感じます。利便性を追求するような人々の考えであれば
球場そのものの価値を変えてしまう危険性もあります。
今後の報道に注目していきたいと思います。

一方、秩父宮ラグビー場の立場から見てどうでしょうか。
神宮球場の金儲けのために移転させられて良いのでしょうか。

もっとも、今のラグビー場は隣接する伊藤忠の高いビルの
せいで日照が悪く、競技場として劣悪な環境にあります。
だから出て行く、というのは確かに一理あります。

しかし、この劣悪な環境を抜け出すため、数年にわたり
秩父宮が一時的に閉鎖されるという代償を払うことは
非常に残念です。
本来の筋としては、出て行くべきは秩父宮でなく、隣の巨大な
ビルでありましょう。
ラグビー場がどういう立場にあるのかはわかっておりませんが
長いものに巻かれず、弱い者が泣きを見る世の中にならないよう、
強い意志を持って主張してもらいたいと思います。
(私はラグビー場には年間10試合以上通っており、
 これが今後数年間観れなくなるのが非常に寂しいのです)

それにしても、こんな計画を立案する人がいるとは。
そしてそれを採用する東京都がいて、それに対して
おかしいと叫ぶ人もおらず、大方の人は理解を示している
ようにも思えます。
自分がここで遠吠えすればするほど、世の中の感覚から
ずれているのかな、と自信喪失してしまいます。

気を取り直して。明日は会社の同僚を引き連れ、
久々の神宮球場で生ビール半額デイ観戦です。
思いっきり応援したいと思います。

東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ 乱打戦を制す2013年07月13日 09:35

昨日は、プロ野球東京ヤクルトスワローズ対
広島東洋カープを観戦に神宮球場へ行って参りました。

久しぶりのスワローズ観戦です。
会社の同僚5名で内野指定席Bで入場します。
慣れない内野席のため、来場ポイントを
付け忘れていたことに今気づきました。

生ビール半額デイということもあり、
球場は大混雑しています。
観衆は28000人。S席に一部空席は
ありましたが、その他はほぼ満員。
稀に見る盛況です。

さて結果のほうは、乱打戦になり、11対9で勝利です。
最後は勝った気がしないほどヒヤヒヤしましたが
何とか逃げ切ったといったところです。

打撃陣はここへきてようやく役者が揃ってきました。
山田と上田の1、2番コンビは
シュアな打撃で観ていて気持がいい。
そして何といっても川端の復帰です。
やはり存在感があります。
彼の復帰により打線に厚みを感じます。
これから夏場に向けて非常に期待を持てる
陣容となって参りました。

投手陣は相変わらず良くありません。
今シーズンは、小川を除き総崩れ状態では
ないでしょうか。

昨日の中沢、阿部は力量不足でしょう。
制球が甘い→四球→ストライクを取りに行くところを痛打
の悪循環です。
バッテリーエラーもあり、プロの投手としては
恥ずかしい内容でした。

それにしても、スワローズの選手全般的に、
今年、怪我人や不調な選手が多いのは何故なのでしょう。
ここを良く考えてみる必要があります。
もしかしたら選手個々の調整に問題があるのではなく、
何かチーム全体としての管理に問題があるのかもしれません。
そういう裏方も含めてチームトータルで現状を
チェックし、何とか立て直して欲しいと思います。

さて。投手陣は弱っているものの、これから暑い夏場に向け、
打ち勝つ野球で上位に浮上することは間違いないものと
思われます。

今日は、今やエースの小川が先発です。
この3連戦で3タテし、一気に3位へ浮上することを
期待したいと思います。

東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ 強さ戻った2013年07月14日 07:04


昨日も、プロ野球東京ヤクルトスワローズ対
広島東洋カープを観戦に神宮球場へ行って参りました。

今日はTOKYO燕プロジェクトという
イベント日です。内野B指定の前売り券を
買っており、プレゼントされた緑のユニフォームを
着て入場します。

12日の金曜日もたくさんの人で賑わっていましたが
この日は前日を上回る超満員です。
いつも広島ファンばかりが目立つ神宮ですが
この日ばかりは緑のユニフォームを着た
スワローズファンで埋め尽くされました。

さて結果のほうは、8対3で勝利しました。
8回表の石山の押し出しだけは頂けませんでしたが、
これを除けば、狙い通りの試合展開で
まさに完勝といったところです。

打撃陣は今、シーズン一番の絶好調期に
入っています。山田上田が出塁し、
バレンティンで決める、という勝ちパターンに
加え、川端や畠山も復調し、どこからでも
得点できる打線になっています。
広島投手陣を、完膚なきまでに
打ち砕いており、単なる1勝を超えた
相手に与えるダメージが大きい勝利と言えるでしょう。

それにしてもバレンティンの2打席連続本塁打には
興奮しました。特に2回裏の満塁の場面。
ここで本塁打が飛び出すところに、彼の並外れた
勝負強さ、集中力を感じます。
周囲の期待以上の活躍が出来る類稀なる4番打者
と言えるでしょう。

小川も頑張りました。序盤は球筋が安定していなかった
ように見えましたが、回を追うごとに安定し、
試合を作りました。中盤は安心して観ていられました。
また、9回にバーネットが完璧な投球を披露していたのも
心強いです。

さて。今日は石川と前田健のエース対決ですが、
今のチーム状況からすれば、決して勝てない相手では
無いでしょう。普通の投手であれば4点、相手がエースクラスでも
3点くらいは取れる打線です。
石川は粘って4点目をやらない投球が出来れば
自ずと勝利が見えてくると思います。

ようやくスワローズが本来の野球を取り戻したようです。
また今日も神宮にぶらりしようと思います。

東京ヤクルトスワローズ対広島東洋カープ 弱さ戻った2013年07月15日 09:12


昨日も、プロ野球東京ヤクルトスワローズ対
広島東洋カープを観戦に神宮球場へ行って参りました。
久々に3連戦すべて観戦できました。

午前中に神宮第二球場で高校野球足立新田対錦城学園を
観戦し、その後渋谷でピアノを弾いて再び
神宮へ戻ってきました。

いつもの外野席で観戦です。
この日も大混雑しています。夕方からゲリラ的な夕立があり、
外野席裏の通路で雨宿りすること約1時間。
試合は20分ほど遅れてプレイボールです。

さて試合結果は13対3で惨敗です。
あまりの不甲斐無さに8回途中で観戦をやめ、
北の家族で飲んで帰りました。

雨で試合開始が遅くなったせいでしょうか、
全体的に、集中力が足りなかったと
感じました。
3連勝を期待して雨の中、熱心に
球場を訪れたファンと、選手との間に
何か、意識のギャップを感じたのは
私だけでしょうか。

細かくは語る気が起きませんが、
まあ、こういう日もあるのでしょう。
接戦をものにして、負けるときは大敗する、
というのは決して悪い流れではありません。

打線は相変わらず好調なので、
とにかく切り替えることが大切かと思います。

高校野球 東東京大会 城東対成立学園2013年07月15日 22:27

今日は、高校野球東東京大会 城東対成立学園を
観戦に大田スタジアムへ行って参りました。

久々に妻と2人での高校野球観戦です。
11時過ぎに球場に入った時点で
かなり客席は混雑しておりましたが、
何とかバックネット裏の日陰席を
ゲットすることができました。

さてこの試合、非常に緊迫した
見所の多い試合となりました。

昨日のスワローズ対カープの気の抜けた
試合を思い出すにつけ、野球は技術でなく
メンタルの部分が大きいと感じました。

結果は5対3で城東が昨年の覇者成立学園を
破りました。城東の見事な試合展開に
感服しました。

城東側から見たポイントは1回表の
3点目のスクイズでしょう。
成立学園のエースはストレートの速い
本格派。なかなか得点することが
難しそうな好投手ですが立ち上がり、
先頭打者がライト前にヒットして
主導権を握ります。
四球がらみで2塁3塁とした後、
4番打者がセンターオーバーの3塁打で
2点を先制します。
普段なら取れそうな飛球でしたが、今日の大田スタジアムは
強風で守りにくいコンディション。城東が待望の先制点です。
そして、次の打者の1球目がポイントとなりました。
無警戒な成立学園の隙を突いて、初球スクイズです。
5番打者は見事にバントを決め、あっという間に
3点目をもぎ取りました。

2点と3点では重みが違います。
成立ベンチはこの差の違いにもっと神経を使うべきでした。

その後は両投手の見ごたえある投手戦となりました。
城東のエースは制球力があります。
野球の世界では、四球を出さないことが、
失点を減らす一番の方策である、という鉄則を
このエースは熟知しているようです。

守備でも両チーム好プレーがあり、強豪高対決らしい
緊迫した投手戦となりました。

成立学園から見たポイントは6回表の守備
でしょう。1死2塁3塁でのショートゴロに
遊撃手が悪送球し、2点が追加されました。
野球の世界では、失点はいつも四球かエラーが
絡んでいるという鉄則の通りです。
ただこれは、城東の3塁走者の気迫溢れる
猛ダッシュがエラーを誘発したと見るべきでしょう。
勝利への執念を見せた城東の走塁に成立遊撃手が動揺した、
勝負のポイントとなるプレーになりました。

6回裏に成立学園が本塁打で3点を返し、
終盤は更に緊迫した試合展開となりました。

しかし城東のエースは6回以外は落ち着いていました。
6回はこれまでパーフェクトで抑えてきたリズムが狂い
バタバタしていましたが、7回以降冷静さを取り戻したのは
たいしたものです。気持の強さを感じました。

さてこのブロック。次は文京対日体荏原、城東対堀越です。
このブロックだけ次元の違うおもしろさを感じているのは
私だけでしょうか。
これからの1週間も注目していきたいと思います。

城東の勝利を見届けた後、歩いて平和島温泉に向かい、
(妻は何故か温泉に寄らずに先に帰りました)
のんびりサウナに入って大田区の休日を満喫できました。