野球 WBC キューバ対台湾2013年03月10日 00:02

今日はWBC キューバ対台湾を観戦に
東京ドームへ行って参りました。

実は昨日の日本対台湾の試合も東京ドーム前まで
行ったのですが、当日券が何と18000円も
したので買うかどうか躊躇している間に1回表の
日本の攻撃が終わってしまい、
悩んだ末に当日券を買わずにすぐさま家に帰って
テレビ観戦した経緯がありました。

今日は一番安い4500円の当日券が残っており
すんなり入場しました。
館内は非常に空いています。
神宮のヤクルト公式戦並みかそれ以下の
混雑で前後左右にお客はおらず
のんびり観戦することができました。
それにしても4500円でバックネット裏の
3階最上段の席ですからプロ野球よりかなり高いです。
しかしながら、1階席のバックネット裏は18000円
もするのですから、値段の格差もあまりにも激し
すぎないでしょうか。

空いている中、観客の8割がた台湾の応援でした。
台湾は人気があります。というか台湾の人々が
非常に多かったです。応援スタイルが日本と違って
鳴り物ではなくみんなで声を上げているので
好感がもてます。一方キューバ応援は
私のいた3塁側3階席にはほぼ皆無でした。
3塁側1階席に若干ながら陣取っていたようです。

さて試合のほうは14対0のコールドで
キューバが勝ちました。
点差は離れましたが力対力の真剣勝負を
目の当たりにし、非常に満足した内容でした。
パワーという面では、点差ほどの差は感じませんでした。
お互い打高投低の似たようなチームであり
両チームとも良く相手投手を捉えていました。
台湾はヒットこそ少なかったでしたが、
キューバの内野が非常にうまかったため、
2本くらいはヒットを損していました。

キューバは豪快な本塁打が4本も飛び出しました。
特に初回のセペダの本塁打は失投には見えませんでしたので
相手の出鼻をくじく非常に効果的な本塁打でした。

ただこの試合を見て感じたことは、
キューバは打撃がすごいというよりは、
この試合で台湾との差を最も感じたのは、守備力です。
特に捕手とショートはセンス、肩とも抜群です。
アウトをとった際に内野手がボールを回すのですが、
このキャッチボールを見ているだけでも
お金を払う価値があると感じるほどでした。
また、バントや盗塁など細かい野球もキューバが一枚も二枚も
上手でした。4回無死一塁で5番打者がバントをしてくるとは
台湾としては想定外。投手の悪送球を誘って大量点の
きっかけを作りました。走塁面では、リードをほとんど取らない
のが特徴ですが、積極的に盗塁していました、
(走塁死もあったので、走塁が本当にうまいのかは
 疑問です。ただ少なくとも台湾よりは上でした)

一方キューバは投手力が若干不安であると感じました。
今日は好守備もあって0点に抑えましたが、
ランナーが出ると異常に神経質になり、球威コントロールとも
甘くなっています。今日のキューバ投手は
スワローズに例えれば増渕を少し劣化させたような投手で
日本のほうが投手力のレベルは数段高いと思われます。

台湾は打線はそれなりにパワーを見せましたが、
投手力が前日の熱戦で消耗し、層の薄さを露呈したのが
敗因です。ただ、ここまでの健闘は本当にあっぱれ。
日本を苦しめた自信を胸に今後の成長が期待できます。

キューバは見ていてキビキビした非常に楽しいチームです。
試合終了後に日本のファンにサインを書いている姿も
好印象です。投手力に難はありますが、
鍛えられた守備とパワーある打撃、それから緻密な野球で
敗者復活戦でも十分勝機があると思います。

昼間は出勤し、仕事が忙しくなる中、大好きな野球を
観戦でき、それから野球場でビールをたくさん飲むことができ
今日も楽しい土曜日となりました。