東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース 打線が奮起 ― 2012年07月01日 20:26
今日は、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガースを
観戦に神宮球場へ行って参りました。
昨日もおとといも観戦できませんでしたので
久々の神宮のような気がします。
今日は阪神ファンが多かったです。
ただ残念ながら途中から雨の中の観戦となってしまいました。
またも雨です。「神宮の雨」というポエムを書きたく
なりました。今年何度目でしょうか。
さて先発は村中。今日は見ていて非常に良い状態に
見えました。内野ゴロが多く、三振も取れていたので
調子は良かったと思います。
1回裏には、ミレッジの素晴らしい走塁があり
先制点をもぎ取ります。
1死3塁で川端がショートゴロを打ち、
ランナーミレッジは3塁釘付けとなるところ、
ショートがボールを1塁に投げる瞬間に
スタートし、本塁を陥れました。
このプレイには感心させられました。
試合はその後、5回表となり、村中が先頭の投手安藤に
ヒットを打たれたところからおかしくなりました。
マートンの2塁打で無死2塁3塁。この次の
平野の打席が今日のポイントとなりました。
ヒットを打たれても同点で済むのに、ここで
逆転のランナーをわざわざ四球で出し、無死満塁とします。
その後、阪神の怒涛の連打が始まり、リリーフの山本も打たれ、
一気に5点を取られ大逆転されました。
しかし、スワローズは打線が活発ですね。
ひところの状態であればここで負けを覚悟するところでしたが
すぐ裏に畠山の痛烈なタイムリーで追い上げます。
まだまだ逆転できるぞ、と打撃でチームを鼓舞した
畠山のこの場面も今日のポイントの1つです。
そして6回の田中の値千金の逆転3点本塁打。
この時は雨が激しく降っていたのでライトスタンド裏の
ケンタッキーフライドチキン前でテレビ観戦していましたが、
打った瞬間、ケンタッキー周辺ではスワローズファンが
大観戦を上げ大いに盛り上がりました。
また、7回表にはなんと燕太郎がケンタッキー付近に現れ、
本当に驚きました。こんな至近距離で燕太郎を見たのは
初めてです。つば九郎に比べるとだいぶ小ぶりですね。
ファンに丁寧に愛想を振りまいておりました。
さてリリーフ陣も踏ん張りました。フェルナンデスは初勝利ですか。
2軍で長い間苦労した甲斐がありましたね。本当におめでとうございます。
押本、日高、バーネットもいつもながら本当に良かったです。
特に今日は日高が素晴らしかったです。
さてこの3連戦、2勝1敗と勝ち越すことが出来ましたが
何か見えたものがあったでしょうか。
まず、スワローズは打線が確実につながるようになってきました。
交流戦のような貧打からは完全に脱したといって良いと思います。
一方、問題は先発投手です。ここ数試合の勝ち試合は
打線のおかげで勝てたようなもので、先発の投手力で勝った試合は
6月22日の赤川以来ありません。
リリーフ陣は今は頑張っておりますが、イムが離脱して手薄であり、
日高、押本が酷使される状況が続くと危険です。
先発陣の奮起、特に石川、館山が額面どおりに活躍することが
今後の再浮上には絶対不可欠と思われます。
本当の勝負はこれから。まずは来週からのドラゴンズ戦で
エース石川の力投を期待したいと思います。
高校野球 夏の東京予選を展望する ― 2012年07月07日 11:06
今日から高校野球東西東京大会が開幕します。
毎年とても楽しみにしている大会です。
素人ではありますが、いち高校野球ファンとして、
独断と偏見を交えて、大会について勝手に語りたい
と思います。
東京のチームは所謂強豪校が多く、
大会の序盤から好試合が楽しめます。
まあ結局甲子園に出場するのは限られた
高校になってしまうのですが、個人的には
4回戦、5回戦、準々決勝までが特におもしろいです。
また、試合だけではなく、応援を見ることが
観戦の楽しみの1つでもあります。
最近は応援席の近くに入っていくと、父兄が
注意してくるのであまり近くでは見られませんが
(まったく、善良な市民を何と思っているのでしょうか。
鼻から怪しい人呼ばわりをされているようで不愉快に
なります。まあ、ある意味怪しい人かもしれませんが。。)
皆さん楽しそうに応援しているのが良いですね。
東京は、スワローズのお膝元とあって、応援ソングも
スワローズに影響を受けたものが多く、
・必殺仕事人(いまだに若松の影響力が。。。)
・ルパン三世(これは東京限定のような気もします。最近廃れ気味です)
・東京音頭(これも日比谷高校ほか一部限定かもしれませんが)
などを聴くことが出来ます。
なかでもチャンステーマである「夏祭り」は、
東京大会で盛んに演奏される曲の1つとなっております。
アレンジが面白い。
「空に消えてった場外ホームラン~」とか、勝手に歌詞をつけて
楽しんでいる学校もあり、高校生の純真な感性を感じることができます。
(時々ありえない歌詞もあって笑えます)
最近の応援ソングの傾向はどの高校も同じような曲に収斂しているものの、
歌詞や相槌で微妙に差をつける(アイヤー、ホイホイ、など)
スタイルになっていきていると感じています。
これも、極端にははみ出さずに、微妙に個性を出そうとする
社会の世相を反映したものなのでしょうか。
習志野高校とまではいきませんが、東京でも個性的な応援スタイルの
高校が出てきて欲しいところです。東海大菅生、高輪台、八王子、
修徳、片倉、小山台など、野球も吹奏楽も強い高校の
チャレンジに期待したいところです。
さて、今年の東東京大会を占ってみましょう。
全体を8ブロックに分けて考えて、
まずは左上の第1ブロック。
優勝候補の筆頭帝京が抜きん出ているように感じます。
ただし初戦で当たる可能性の高い修徳戦が大一番です。
この勝者が8強に進出するものと予想します。
第2ブロックは、力が均衡しており、混戦が予想されます。
世田谷学園が少し抜けている気もしますが
城東や駒大高も侮れない存在になるでしょう。
第3ブロックは、ノーシードですが、国士舘が不気味な存在です。
15日の国士舘対成城学園は好試合が期待されます。
この両校と雪谷が3強を形成するでしょう。
第4ブロックは、混戦が予想されます。
どこが勝ち抜いてもおかしくはありません。
普通に予測すると正則学園ですが、
千歳丘あたりがおもしろい存在かもしれません。
右のブロックは、私の良く見る高校が集まりました。
第5ブロックは、激戦区です。
シードの二松学舎にとっては気が抜けない
組み合わせとなりました。
駒込学園、駿台学園、日大豊山の4校の争いになると
思われます。
第6ブロックは、関東一と成立学園の一騎打ちと
なるでしょう。
第7ブロックは、地味ながら最も渋みのあるおもしろい
組み合わせとなりました。
安田学園と文京、足立新田と岩倉といった好カードがみられます。
このほか、総合工科、錦城学園、日体荏原などの強豪が
集まっており、最も予想のしづらいブロックです。
第8ブロックは、東海大高輪台が軸であることは
間違いありませんが、足立学園、足立西もおもしろそうです。
小山台と東京実も好カードになるでしょう。
さて、今年も一喜一憂しながら本大会を楽しみたいと思っています。
高校野球 東東京大会 小山台対東実 ― 2012年07月08日 14:00
今日は、高校野球東東京大会 小山台高校対東京実業を
観戦に神宮第二球場へ行って参りました。
雨で中止かと思っていたため、すっかり出遅れて
しまい、球場に着いた時には2回裏。既に1対0に
なっておりました。
好カードとあって、場内はほぼ満員。(但し2階席は
開放されておりませんでした)
特に小山台側は現役生徒も見受けられます。
小山台高校の試合は秋の大会で1度観たことが
ありました。その試合は対佼成学園戦で、
10対0のコールド負け。攻守に全く良いところがなく、
今年のチームはどうなんだろうか、と感じておりました。
しかし。今日の試合で私のイメージは
完全に払拭されました。もしかすると、私は秋には幻覚を
観ていたのかもしれないと思われるほど、
今日の小山台高校は素晴らしかったです。
選手が毎年入れ替わる高校野球において、
特待制度もおそらく無いと思われる公立高校が
夏の大会にきっちり標準をあわせてしっかりと
チームの水準を高めていることに本当に驚かされます。
前半は小山台が完全に主導権を握ります。
3回には二塁打を足がかりにきっちり犠飛で追加点。
1点を返された6回にもツーアウトからの長打で
2点をとり、東実の左腕エースを降板に追い込みます。
一方、小山台の先発投手は、素晴らしい。
秋とは見違えるほど制球力がアップしておりました。
特に低めのコントロールが抜群で、東実打線に内野ゴロの
ヤマを築かせておりました。
7回ごろから東実がペースをつかみます。
2番手の右サイドスロー投手が外角に流れる鋭い
変化球で試合をつくり、小山台打線に傾きかけた流れを
完全に封じ、味方の反撃を待ちます。
8回9回の裏に大きな山場が訪れ、どちらが勝ってもおかしくない
展開となりましたが、最終的には小山台投手が踏ん張り、
4対3で小山台が勝利しました。
東実からすると、ピッチャーライナーが抜けていれば、とか
3塁走者が飛び出さなければ、とか、1つでも幸運が
味方すれば逆転できていた試合のようにも思われますので
とても悔しい結果となりました。
終盤疲れの見えていた小山台投手の気力、精神力に最後は敗れた
という印象です。
応援では、無勢の東実が健闘しておりました。一人一人が
しっかり声が出ており、チアガールの華やかな面と
男子応援の剛健さにメリハリが利き、纏まりがありました。
礼儀正しいのも非常に好感が持てました。
小山台は、ブラバンについては初戦ということもあり、まだまだ
調整はこれからという余裕のようなものが感じられました。
金管のバスパート部分に強豪らしからぬ面も見せていましたが、
これもご愛嬌。次の試合では是非いい音を聴かせてください。
(というマニアックな要望など気にする必要はありません。
オッサンの戯言として笑って聞き流してください。
こんなオッサンに言われたくない、とコメントで
突っ込んで構いませんから。)
小山台高校は今日のように投手が踏ん張れれば
間違いなく今大会の台風の目になるでしょう。
是非頑張ってください。
東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベースターズ 何故か納得の完敗でした ― 2012年07月11日 00:01
今日は、東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズを
観戦に神宮球場へ行って参りました。
試合経過、結果につきましてはご承知のことと
思いますので記載は省略します。
感想ですが、5月3日と4月12日のブログでも同じようなことを
書きましたが、今年の横浜の強さをまざまざと見せつけられた
試合となりました。
先制、中押し、駄目押しと、まさに横綱相撲でスワローズを
寄り切りました。
どうしてここまでスワローズ戦となると強さを発揮するのでしょうか。
まあ、その答えは、だいたい見えてきましたが。
さて今日の試合で見えたスワローズの不安材料は日高の酷使です。
ここまでほぼ2試合に1回、登板しておりました。前々から
気にはなっておりましたが、先発陣の消耗を防ぐ防波堤として
酷使し続けた結果、リリーフ陣にほころびが出ております。
根本原因は、由規や、イム、七條、久古の離脱によるのですが、
ことここに至っては、日高は勝ち試合でしか登板させないという
決断が必要かと感じています。
また、今日増渕をブルペンで見ました。投球練習もしていましたし、
他の投手がブルペンで投球練習する際の、タマ拾い役
(神宮球場の場合、ブルペンが近くにあるため、
グランドのボールを防ぐタマ拾いが必要)
をしていました。現有戦力で言うと、増渕の活躍がなければ
今後もスワローズ投手陣は回っていかないと思います。
さて、先ほど述べた、何故スワローズが横浜に苦戦するのかという
問いですが、スワローズの得点と防御率を見れば答えは
見えてきます。
7月6日現在のデータしかありませんが、これによれば
スワローズは打率、得点ともセ・リーグトップの数字ですが、
失点、防御率は最下位横浜とあまり変わらない5位です。
この数字と観戦した印象を重ね合わせてみると、はっきり言って
今のスワローズは、打ち勝つ以外に勝ちパターンが
無いということなのです。
ですので、打てない時には横浜にも簡単に負けてしまうのです。
投手力を中心とした守りをベースに総合力で戦う、という
スワローズのコンセプトからすると、この前半戦は
不本意な戦いぶりだったと思います。
しかし、勝負はこれからなのです。
戦力はありますし、何といっても首位ジャイアンツに
直接対決で負けない先発陣を抱えています。
前半戦の反省を踏まえ、後半戦での巻き返しを期待し、
応援したいと思っています。
高校野球 東東京大会 国士舘対成城学園 ― 2012年07月15日 20:07
今日は、高校野球東東京大会 国士舘高校対成城学園を
観戦に駒澤球場へ行って参りました。
炎天下の中、狭い観客席ではありますが、
超満員です。
結果は7対1で国士舘が勝利しましたが、
中盤まではどちらも力を出し切った好試合となりました。
成城学園は初回、3番打者のものすごい当たりの
本塁打で先制します。ストレートを完璧に捉えた一打でした。
国士舘の先発は左腕の本格派。ストレートが非常に速いです。
ただ、今日はボールの行方はボールに聞いてくれという
感じで力んでボールが高めに浮くことが多かったです。
本調子にはほど遠い出来だったのではないでしょうか。
変化球は、ストライクからボールになるのと
ストライクが取れるものの2パターンがあり、
高めの力のあるストレートと低めの変化球の高低差、緩急差で
打者を抑えるスタイルのようです。
それにしても、調子がとても悪いように見えても、結局は初回の1点のみに
抑えたのですから素晴らしい。調子が悪くても力で抑えられる、
格の違いのようなものを感じました。
一方、成城学園の投手は右サイドスローの技巧派で、低めに
球を集め、内野ゴロ中心に打たせて取る投球が光りました。
特に右打者には外角低めに流れる変化球が切れていました。
回を追うごとに国士舘打線が慣れてきて、点を取られましたが、
それでも粘り強く頑張っていました。
成城学園の攻撃陣は、何度かチャンスを迎えるも、
ダブルプレーが本当に痛かったです。
また、重要な場面で何度かバントを選択していましたが、
もう少し、多彩な采配ができればもっと食い下がれたかなとも
感じました。
とはいえ、成城学園は終盤まで接戦をみせてくれました。
大きなミスも無く、どこが悪かった、何が悪かったという点は
ありません。よく頑張ったと思います。
ただ成城学園に限った話ではありませんが、中堅上位校にとって、
国士舘クラスの強豪に勝つには自分たちの野球をやりきるだけでなく、
相手を上回るあるいは相手が嫌がる武器のような何かが無いと、
なかなか勝つのは難しいのかもしれません。
その武器を見つけられるように、今後とも見守りたいと思います。
国士舘は、投打にわたり、やはり強豪の力強さを感じました。
投手の調子があがってくれば、優勝候補のダークホース的
存在になる可能性も感じました。
今日は若干守備が乱れた場面がありましたが、
そのあたりを修正して、更に上位を目指して頑張ってください。
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