バッハ 平均律クラヴィーア第2巻(1) ― 2012年03月04日 23:28
今日は、渋谷の宮地楽器MUSIC JOYへ行って参りました。
約一ヶ月ぶりにやって来ました。
たっぷり2時間半、練習させて頂きました。
受付のお姉さんが笑顔で、
キャンペーン期間中のためスタンプが
2倍になります、とおっしゃってくださいました。
嬉しかったです。私のような生徒でもない
外来の者にも優しく接してくださり
本当に有難く思っています。
今日は上の階のG教室という部屋。
CDラジカセが置いてあるのが嬉しいです。
ジャズを弾くときにはベース部分をカラオケCDで
流していますのでとても重宝しています。
とはいえ、今日はCDを持ってきておらず、
バッハの練習がメインでした。
BACHです。そう、ヨハンセバスチャンバッハです。
今、練習しているのは平均律クラヴィーア第2巻です。
今、と言いましたが、練習を始めてから20年以上が
経っております。
好きで、趣味で、弾いているだけですので、
練習といっても、反復練習するわけでもなく、
今日はうまくできた、今日は全然だめという
ノリで弾いています。
さて、20年の成果と言えば、ようやく
2つの曲を弾けることが出来るようになって参りました。
第3番嬰ハ長調(変ニ長調)と第14番嬰ヘ短調です。
もちろん、素人の趣味の世界ですので
自己満足で弾いているだけですが、
この2曲は、自分なりに上手に弾ける日も
あります。(その日によって出来が違うところが
かわいいところです)
高校生の時、クラシック音楽好きの友達に出会い、
話についていくため、NHKFM放送や
テレビのN響アワーなどをたくさん聴きました。
子供のころ少しピアノを習っていたこともあり、オケよりは
器楽曲のほうに魅力を感じていました。
しかも何故か家にはおそらく父の趣味で平均律クラヴィーア第2巻の
楽譜が置いてあり、誰も弾けないので「書籍」として本棚に
飾ってあったものを、子供ながらに見る機会はありました。
大学生になって実家を離れ、趣味でピアノをいじりはじめたころ、
レオンハルトの平均律クラヴィーア(これはチェンバロでした)を
聞いて感銘を受けてバッハ好きになり、グレングールドの
ゴルトベルク変奏曲のCDを買った時から、私のバッハ趣味は
不動のものとなりました。
弾けば弾くほどおもしろく、聴くよりも弾くための曲かと
思います。20年以上弾き続けていても全く飽きません。
第3番嬰ハ長調は、楽譜を見るとフラットが5個もあって一見
難しそうですが、弾いてみると意外と指が流れます。
プレリュードは、左手側は生真面目な職人さんのようにキッチリと
仕事をしつつ、右手側は遊び心があるような無いような。
威厳あるしっかりした上司に、なんとか、あるいは適当に仕事に
付いていく、若手社員のような動きを感じます。
(ちょっと妄想しすぎています)
そして25小節からは、あたかも仕事が終わった上司と
若手社員が飲みに行き、激しく酒を飲み、だんだんと
テンションが上がっていきながらも部下の暴発を押さえる
上司の姿が目に浮かぶような、そんな妄想を抱かせます。
(まあ、ひとつの例えです。いつもこのように思って弾いている
わけではありません。)
一転してフーガのほうは、とぼけた軽妙な曲のように感じます。
一言で言いますと「おもしろい奴」と勝手に例えてみます。
技術的にもこの曲集のフーガの中では弾きやすいほうです。
(私は全般的にプレリュードよりもフーガが苦手で、フーガが
弾ける曲は少ないです)
フーガのおもしろさ、掛け合い漫才的なおもしろさ(?)を
感じることが出来、何度でも弾いてみたくなる曲です。
第14番嬰ヘ短調については熱心に練習中ですので
また別に書きたいと思います。
これからの目標は、何十年先になるかわかりませんが、もっともっと
練習して、第22番変ロ短調のフーガを弾けるようになりたいと
思っています。
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