ラグビー トップチャレンジ1 第3節2012年02月11日 17:50

今日はラグビートップチャレンジを観戦に
秩父宮ラグビー場へ行って参りました。

豊田自動織機 ●24-58○ クボタ
キヤノン     ●17-68○ 九州電力

第二試合は、とても感動しました。
キューデンに奇跡が舞い降りた、としか言いようがありません。
改めて、ラグビーとは気持ちのスポーツであると感じました。

第一試合でクボタが大勝し、九電の昇格チャンスは
潰えたと思いましたが、選手たちは決してあきらめて
いませんでした。積極的に攻め続け、前半5トライをあげます。

それでも周りの観客は得失点差があまりに広がっていたので
奇跡が起こるとは思っていなかったと思います。

しかし、後半のキックオフ直後、キヤノン陣深くに蹴り込まれた
ボールに九電選手が猛然とラッシュし、ノットリリースザボールを
取ります。このひたむきなプレイを見て、もしかしたら
もしかするかもとの期待が私の心に芽生えました。

周りの観客(私がいた地点はバックスタンドの九電ファン側)
も熱心に得失点差を計算しはじめました。

ここから九電の怒涛の攻撃が続きます。
FWの出来がすばらしかった。スクラム、モールで優位にたち、
タックルも良く決まり、ブレークダウンも力強かったです。
既に昇格を決めていたキヤノンは、モチベーションがあがらぬまま、
完全に勢いに飲みこまれ、あっという間に68点が刻まれました。

そしてノーサイド。クボタを得失点差で大逆転して、
トップリーグ昇格を決めてしまいました。
このような感動的な試合を観戦できることはそう滅多に
あるものではありません。

ノーサイドの瞬間、九電フィフティーンが応援団席に駆け寄り、
応援団と抱き合って泣いている姿も感動的でした。
昇格を信じて遠く九州から駆けつけた大応援団と
それに見事に応えた選手たち。信頼関係を垣間見ることが
できました。

第一試合のクボタも動きが良かったです。
4チームともこの試合が今年初観戦なので
よくわかりませんが、総合力の高さが伺われます。
NTTとの入替戦も好試合を期待しています。

私は試合だけでなく応援を見るのも好きなのですが、
トップリーグ時代からずっと声を枯らして一生懸命
応援していたクボタの応援のお兄さん(ちょっと
南海キャンディーズの山ちゃんに声が似ている)も
久々に見ました。若手の部下らしき人(3、4人)もいて
応援団も若返っていました。イケイケクボタ!押せ押せクボタで
入替戦も頑張ってください。

織機は、苦しいですね。外国人と日本人選手の動きが
噛み合っていないように感じました。セットプレイも不安定。
覇気も感じられず、淡々と試合を消化しているように
見えたのは気のせいでしょうか。
サニックスとの入替戦は厳しい戦いが予想されます。

キヤノンは実はいままで一度も試合を見たことがなく、
初めて観戦しましたが、日本選手権で対戦する天理大学には
FWで圧倒できなければ案外苦戦するのではないかと予想します。

それにしても暖かい日差しの中、のんびりラグビー観戦ができる
のは本当に幸せです。