東京ヤクルトスワローズの課題と今シーズンの展望2014年03月02日 12:32

昨日は、プロ野球オープン戦
東京ヤクルトスワローズ対読売ジャイアンツを
観戦に東京ドームへ行って参りました。

昨年9月28日以来5ヶ月ぶりの
スワローズ戦観戦です。
昨年秋以降仕事が更に忙しくなって
出歩く機会が減りましたが、
やはり野球観戦は楽しいと実感しました。
ファンクラブも継続しようと思いました。

さて、昨日はオープン戦ということもあって
試合結果に一喜一憂する必要はありませんが、
随所に好プレーも見られ、今年の飛躍を期待させる
戦いぶりでした。

今日は、今年のスワローズの展望を語りたいと
思います。

結論から言うと、今年も全体的に非常に厳しい
戦いとなります。ただ、怪我人が続出した昨年の
ようなことが無ければ、そこそこ戦えると思います。

課題は大きく3つあって、
この3つに目処を立てれば、優勝争いに絡んでくるでしょう。
逆に課題が改善されない限りは最下位は無いものの
Bクラスの可能性は高いです。

1つ目はやはり投手陣の整備。
館山が肘の違和感を訴え、完全復活が期待できないのが
今年のスワローズでは最大の誤算です。
昨年最多勝の小川についても、昨年以上の好記録を期待することは
酷でしょう。田中将大クラスでも2年目は研究され苦しんでいました。
ローテーションの柱は今年も石川になります。昨日の状態からは
調子は悪くないと感じます。ただ石川クラスですと相手もエース級と
投げあうので、10勝しても10敗は覚悟する必要があります。
昨日は中澤は好投しましたが、若手から中堅クラスの投手が
伸び悩んでいるため、昨年同様、新人投手をローテーションに
組み込まざるを得ないでしょう。
ローテは、石川、小川は当確として、あとは
館山、杉浦、村中、赤川、八木、中澤あたりから調子の良い者を
やりくりしていくことになると思います。
先発は苦しいですが山本、バーネットが復活してくれば
それなりにやれるとは思います。

2点目は内野の守備力です。宮本引退で、ここ数年では
最もひどい状況です。バレンティンの1塁はあり得ないでしょう。
川端、西浦のスローイングもとてもプロとは言えないレベル。
川端を1塁、堅実な田中浩康を3塁という策もありえると
思います。

3点目は5番打者の育成です。昨日は畠山がDHで5番に
入っていましたが、昨年同様の大振りが目立ち、このままでは
5番は任せられません。畠山は意外性の打者。7番くらいのポジションで
自由に打たせるのが最も能力を生かせると思います。
(とはいえ内野陣は激戦なのでレギュラーは難しいかもしれません)
山田、川端、バレンティン、ミレッジの4番までの打順は
他球団を上回る豪華な布陣です。打点を稼げる5番打者が
固定できれば、打ち勝つ野球ができるでしょう。
松井あたりに期待したいです。これが難しければ、2番上田、
5番川端が良いと思います。

ということで、今年のスワローズの順位予想です。
巨人、広島は相対的に力を落としているとみています。
スワローズは、巨人、阪神と3つ巴の優勝争いを
演じると予測します。読めないのは中日ですが、
ここが好調の場合は、スワローズは阪神と3位争いを
演じることになるでしょう。(その場合巨人と中日が優勝争い)

こうやってブログの記事を書いていくと
開幕するのが楽しみになってきました。
神宮へ行く機会は減ると思いますが、時間をつくっては
今年もまた外野席でルービーを飲みたいと思います。

東京ヤクルトスワローズ 序盤戦は石川に注目2014年03月10日 22:03

さて3月28日にいよいよ
プロ野球が開幕します。

今日は、昨年の投手データに着目して
序盤戦の見所を述べたいと思います。

序盤戦で一番注目すべき投手は、やはりエース石川です。
昨年は6勝9敗の成績に沈みました。
しかし、データを眺めてみると、石川はエースとしての
最低限の役割は果たしていたと評価しています。

石川は昨年24試合に登板しましたが、勝ち負けという観点でなく、
試合を作ったか、壊したか、という観点で全24試合を眺めると
合格は9試合、不合格は15試合と思われます。
(例えば4月6日と7月7日は石川は責任投手になっていませんが、
 前者は試合を壊した、後者は試合を作ったという評価です。
 あくまでも個人的な主観の評価です)
これに対して小川は合格19試合、不合格7試合とカウントしたので
小川に比べると何とも物足りない数字に感じるかもしれません。

しかし石川は、巨人、阪神の上位チームに12試合(小川は8試合)
も登板し、そのうちの半分である6試合は合格点を与えてよい
投球でした。
しかも12試合のうち、相手エース級(リーグ10傑投手)と投げ合った
試合は5試合もありました。また、巨人戦だけに限って言えば、
7試合も登板し(小川は3試合)4試合で合格点をつけられる
内容でした。
(但しエース対決では合格1、不合格2と負け越した)

つまり石川は、個人成績6勝9敗は不甲斐無いものの、
チームへの貢献をみれば、常に強いチームのエース級との
対戦を宿命づけられ、最も勝率の上がりそうもない過酷な場面で
使われ続けている大黒柱であることは間違いありません。

そして今年もその役割は変わらないと思います。
昨年は開幕は好調でしたが、4月中旬から1ヶ月間、
巨人、阪神と戦い続け、5月にメッセンジャーに2試合連続して
投げ負けてから石川の転落が始まりました。
上位のエースクラスとの対決でいかに連敗しないか、が今年の
石川の最大の見所になるでしょう。
具体的には、5月13日~15日の巨人3連戦までに、恐らく、
巨人戦3試合、阪神戦2試合の先発が予想されますが、
この5試合を3勝2敗で乗り切ることが出来れば、
間違いなく、今年のスワローズは上位争いを演じることが
できると思われます。

石川がエースとして相手エースを一手に引き受けている間に
小川はじめ若手投手が、下位チームから貯金を稼ぐような
ペナントレース展開が理想的です。
まずは4月4日からの阪神戦、15日からの巨人戦での
石川の投球に注目したいと思います。

そして苦手の交流戦をどう戦うのか。これについては
後日考えたいと思います。

高校野球 春の甲子園 小山台対履正社2014年03月21日 20:04

今日は春の選抜高校野球、小山台対履正社を
観戦に甲子園球場へ行って参りました。

本日7時の新幹線に乗り関西を旅しております。
10時過ぎに甲子園に到着しましたが、いずれの席も
売り切れており、30分ほど並んで3塁特別自由席を
購入できました。
球場へはすぐに入らず、駅付近をぶらりしていると
駅付近に昨年も利用したスーパー銭湯 熊野の郷の無料
送迎バスを発見し、思わず乗り込みました。

熊野の郷のサウナに入りながらゆっくりと第一試合を観戦し、
第二試合途中で球場に戻ります。
ちょっと残念だったのは、この時点ではバックネット席が
売り出されていたことです。10時過ぎの時点では売り切れて
いたので買うタイミングの難しさを実感しました。

さて小山台高校の登場もあって第三試合の3塁側は
大変な賑わいです。私のように東京からやってきた方も
多いように感じました。

さて試合のほうは、11対0で履正社の完勝です。
小山台の健闘を期待していた三郎さんとしては
何とも残念な結果となりました。

点差ほど力の差は無かったのですが、小山台は序盤に想定外の
大量失点したことでチーム全体が浮足立ったように感じました。
履正社と小山台の差は、一言でいえば甲子園で野球をすることが
当たり前のチームと、甲子園で野球をすることが夢のチームの差
であり、辛口に言えば小山台は甲子園での戦い方を知らなかった、
ということに尽きるのではないかと思います。
履正社は強豪、格上のチームであり、10回戦ってもせいぜい
2、3回くらいしか勝てる確率は無いものと思います。善戦するための
最初の条件は、普段通りの力が出せるか出せないかなのですが、
これが叶わずに普通に負けたという印象です。

とはいえ、「甲子園での戦い方」というのは経験を積まないと
わからないようなもの。チームの特徴によっても違うでしょうし、
頭で考えていてもわかるようなものではないのかもしれません。
選手がカチカチになっていて、このままでは相手投手の鋭い
変化球に翻弄されるに違い無いと頭ではわかっていても、
甲子園での経験が無いチームには、これを打開するだけの
思い切った策が選択できなかったのかもしれません。素人的には、
セーフティバントさせるとか、初球はだいたい変化球で入ってくる
組立てだったので初球の変化球に的を絞らせるとか、
バッターボックスの前側に立たせて変化球の曲がり鼻を狙うとか、
色々と工夫の余地はあったかと思いますが、傍から見ている限り
何の工夫もせずに普通に負けた、としか見えなかったのは残念です。
とはいえ、批判しているのではありません。何か小手先の策をやってもどうにもならないほどの極限状況にあった、それが甲子園である、
と考えるのが妥当な気がします。

自分たちの力が全く出せない状況になった時に
どうやって選手の力を引き出していくのか。答えはわかりませんが、
今日の経験の反省から監督も多くのことを学んだのではないかと
思いました。

一方エースの伊藤は自分のもてる力を存分に発揮していたと
感じました。ボール球は多かったものの、いつもの切れの良い直球と
変化球は履正社を完全に苦しめていました。後半はさすがに打たれま
したが、(まあこれは前々からの課題です)2回の本塁打は風の
いたずらもあって不運だったと思います。

小山台の課題は秋から変わっていないように思います。
今日の経験を踏まえ、春にもう一度鍛えなおせば、やはり東東京の
優勝候補の一角であることには変わりありません。今後の飛躍を期待して、また春の都大会でも見ていきたいと思います。

さて、いつものように、新今宮釜ヶ崎の格安簡易宿舎に宿をとり、
新世界のネットカフェから投稿しています。
これから、ものすごい人で(何故でしょうか。信じられないくらい人が多いです)混雑している新世界の街をぶらりしたいと思います。