三郎さんのブログ

今日は、大学ラグビー帝京大対明治大を
観戦に、秩父宮ラグビー場へ行って参りました。

お昼過ぎまで渋谷の宮地楽器でピアノを弾いており、
ぎりぎりの入場になります。
自由席１５００円。客席はかなり埋まっています。
バックスタンドはゴールラインの内側だけみれば
ほぼ満席。さすがは人気校の明治です。

試合のほうは４５対２０で帝京が勝ちました。

帝京は苦戦するも１０番の個人技で何とか
勝利をもぎ取ったという印象です。

ＦＷ戦は明治がやや優勢。スクラムは明治、
ラインアウトは帝京、ブレイクダウンとモールは
互角で、総合的には明治が若干上回っていたと
感じました。

明治としては、優位なＦＷ戦で押し切れなかった
ことが敗因でしょうか。スクラムは優勢でしたが、
スクラムトライを取れるほどの差はありませんでした。
後半にスクラムに拘る見ごたえのある攻防が
続きましたが、ここでＦＷがトライをとりきれなかった
ことで、流れが帝京に行ってしまったと思います。

帝京は、強力ＦＷの明治を良く防ぎました。
ディフェンス力が素晴らしい。ＦＷだけでなく
ＢＫ陣も突き刺さるタックルがよく決まっておりました。

帝京はこれで対抗戦の優勝となりました。
今や、大学王者の貫禄があります。
今日の試合も一昔前の学生対社会人の試合を見ているような
帝京の個々の強さが目立ちました。
昨年に比べると主力が抜けて戦力ダウンは否めませんが、
今日の１０番の活躍に見るように新戦力が
どんどん湧いてくる印象です。
今年もまた、大学選手権の優勝候補の本命に挙げられる
ことと思われます。

対する明治。今日の観客の多くは明治ファンであり、
この大学が復活しない限りは大学ラグビーは
盛り上がらない、という印象を強く受けました。
最後、一途に明治を応援し続けている客席のオールドファン
（といったら失礼ですが）には残念な展開となり、
少し気の毒です。

強力ＦＷは復活しつつあります。
課題はディフェンスでしょう。
特にＦＷとＢＫの間のあたりのディフェンスで
悉く突破を許していたのは要修正です。

ただ明治は後半の後半、優位に立っているＦＷ戦でなく
何故かＢＫ展開を試しておりました。
ここら辺りが大学選手権を見据えた強かな戦術と
感じました。（尤もＢＫ戦では明らかに帝京の
ディフェンスが強く、ここでは勝負にならないと
悟ったはずですが。）
今後再戦することがあれば、自分の強みにこだわり
今日のようにＰＧを狙えるところも狙わずにボールキープ
し続けてロースコアの展開に持ち込めれば、また面白い
対戦となることと思います。

今日は観戦後、すぐに家に帰ってゆっくりし、
夜は赤坂の居酒屋で家族３人で食事をし、
ほろ酔い気分で帰宅しました。