九州旅行 呼子のいか本家で踊り食い ― 2012年08月15日 09:38
8月12日。
前日遅くにチェックインしたので全く気づきませんでしたが、
用意して頂いた部屋から松浦川や唐津城のすばらしい景色を
眺めることができ、朝から感動しました。
さて、9時ごろ遅い朝食をとります。
バイキング形式となっており、種類も豊富です。
地元の唐津茶漬けなどを頂き、満足しました。
シングルのダブルユースのため、少々部屋は狭かったですが
2人で朝食と絶景付きで7900円であれば
非常に安いといえると思います。
さて本日は旅のメインの1つである呼子に向かいます。
今日も非常に暑いです。ホテルから唐津バスセンターまで
路線バスで160円。
そこから10時50分発の加部島行きのバスに乗り込みます。
車窓からは田園の緑色と時折海を見ることができます。
山本コータローの「岬めぐり」を心の中で歌いながら
バスは進んでいきます。
そして呼子に到着。早速朝市やお土産屋などを
観光します。
お盆の日曜日のせいでしょうか、人がかなり多いです。
ただ少し出遅れたせいで、朝市は店じまいを始めている
お店もありちょっと残念でした。
昼食は、一番目立っていた「いか本家」というお店に
入りました。かなり並んでおりましたが、妻が早いうちに
順番をとっており、助かりました。
暑いのでまずは、瓶ビール550円を注文し、本家定食3675円、
いか定食2625円を2人で食べました。
いかが透明でパリパリしておりとてもおいしい。大昔、子供のころ
親に連れられて呼子に1度来たことがありますが、そのときの
味が忘れられなくて戻ってきましたが、期待に違わぬ味を
楽しむことが出来ました。本家定食に出てきたハマチや鯛の刺身も
絶品でした。また、筑前煮もおいしかったです。
そして、イカが一旦下げられ、天ぷらになって戻って参りました。
この天ぷらの味もしつこくなくておいしい。全部平らげました。
総額6850円もする豪華な昼食となってしまい、前日夜の豪遊もあったので
少し財布が寂しくなりましたが、わざわざ呼子まで来た甲斐のある
おいしいイカを堪能することができました。
さて、呼子からバスで唐津に戻ります。
今度乗ったバスは湊経由の小さなバスです。ローカルバス情緒あふれた
趣のあるバスで、まさに「岬めぐり」がピッタリくる海岸沿いを走ります。
途中、横浜ベイスターズに入団した北方投手の横断幕が張られた
学校を見つけました。きっと地元の小学校か中学校かと思います。
小さな湊地区の大きな誇りとなっている北方投手は本当にうらやましい。
是非地元の期待に応える活躍を見せてください。
唐津駅からはローカル線を楽しむ旅となりました。
天気は雨が降ったりやんだりで、途中局地的に大雨となっているところも
あったようです。
筑肥線で伊万里までいき、ここから松浦鉄道で有田に進みます。
車窓は前半はのどかな田園風景が広がり、田んぼの中から
時々白鷺を眺めることができます。
最初、案山子か地面に棒か何かがささっているのかと思いましたが
よく見ると確かに白鷺で、潜望鏡のように長い首を
稲の中から出して、微動だにしない姿がかわいらしい。
子供のように妻と必死になって白鷺を探しては一喜一憂しました。
車窓の後半は赤いレンガ造りの窯の煙突風景。
伊万里焼、有田焼とここが焼物の街であることを実感します。
煙突にはそれぞれに文字が書かれており、誰の窯なのかが
わかります。既に使われていない煙突には草木が茂っており
斜陽の焼物産業を彷彿とさせる寂しい風景も見られました。
さて有田からはみどり号に乗って佐世保に到着。
本日の宿、ホテルビブロスへチェックイン。
セミダブル5900円は安さ追求の結果。唐津のホテルよりは
だいぶグレードは落ちますが、この値段ならと妻も許してくれました。
さて、これから夜の佐世保の街をぶらりすることとします。
九州旅行 佐世保放浪記 焼き鳥屋 雀の巣 ― 2012年08月15日 20:58
8月12日。
19時過ぎにホテルを出、佐世保の街をぶらりします。
雨もすっかり上がって非常に蒸し暑いです。
日曜日の夜ですが、京町の繁華街はかなりの人で
賑わっております。
さて今夜の酒場を探して吉田類になった気分で
しばらく街を徘徊します。
ここで嗅覚が働き、下京町の焼き鳥屋「雀の巣」に
吸い込まれるように入っていきます。
店内は10数人の客がおり、混雑しております。
あまりに混雑しているため、店員のおばさんがすっかり
混乱しており、これはなかなかオーダーが通りにくいのでは
と危惧しましたが、時間もあるので気にせず入店します。
さて、この店は長崎で一番古い焼き鳥屋さんのことです。
吉田類もびっくりの嗅覚にまずは自画自賛します。
席に案内されるなりいきなり店員さんから取り敢えず
焼き鳥盛り合わせを注文するよう勧められます。
どうやらこの店ではほとんどの客がまず盛り合わせを
注文するようです。早速われわれも注文。1人前
500円とまずまずの値段です。
ねぎ間、レバー、ずりなど1本ずつ5種類が出てきました。
味のほうもすばらしい。焼き鳥の伝統文化を守り続けている
風情があります。店の雰囲気は佐世保っぽくはなく、
神田や新橋の老舗焼き鳥屋といった趣のある感じです。
佐世保に旅行に来たということを忘れ、いつものサラリーマン
気分で新橋の焼き鳥を食べているような、現実に戻った
切ない気分になりましたが、とにかく佐世保の焼き鳥屋としては
老舗の良店を楽しみました。
盛り合わせのほか、ニラ玉、もずく、おにぎりを頼み、
ビール1杯、アセロラサワー2杯を飲みました。
ニラ玉にマヨネーズがかかっているのを見た妻が
突然、これはニラ玉ではない、と私に怒り出す
場面もありました。ご当地ではこれが普通な食べ方
かもしれませんし、何にしても妻が何故ニラ玉ごときで
こんなに目くじらを立てるのか、若干理解に苦しむ
時間帯もありました。
また、明日はハウステンボスに花を見に行く予定として
おりましたが、妻が、花は東京でも見れるので
九十九島をぶらりしたいと急に言い出しました。
いつも私の気まぐれなぶらり旅に黙って付き合ってくれる
妻が、にわかに気まぐれを言い出して当惑しましたが、
やがて、やはり夫婦というものは似てくるものだ、と
微笑ましく思えてくるのでした。
お会計は締めて4300円。
九十九島めぐり計画をゆっくり妻と話し合い、
ほろ酔い気分で焼き鳥屋「雀の巣」を後にしました。
(今日は大阪のネットカフェから投稿しています)
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