東京ヤクルトスワローズ対千葉ロッテマリーンズ 何故か腹が立ちます2012年06月20日 23:50


今日は、東京ヤクルトスワローズ対千葉ロッテマリーンズを
観戦に神宮球場へ行って参りました。

中止の試合の振替日だったため、入場料が安くなっておりました。
内野席を2000円で購入し、入場します。

いつも外野席で見かけるお兄さんも今日は内野席で見かけることができ、
人間、考えることは同じなのだなあと思いつつの観戦です。

しかし。試合のほうは本当に残念な結果でした。
いいえ、残念というより、久々に野球を見ていてイライラしてきて、
最後には腹の立つ試合となってしまいました。
腹が立って、試合後北の家族に飲みに行き、自棄酒を飲んで
帰ってきたところです。

おかしいですね。家で待っていた妻も、大好きな野球を見に行ったのに
自棄酒を飲んで不機嫌に酔って帰ってくるなんて、と笑っておりました。

野球の試合は勝ったり負けたりするものです。結果に対しては
あまり腹は立たないほうです。
しかし、一生懸命やっているか、一生懸命やろうとしているのか、
という姿勢に疑問を感じた今日の試合でした。

私はスワローズの投手陣では特に、館山、押本、イムが
好きで、彼らには勝っても負けてもやるべきことをしっかりを
やろうというプロ魂のようなものを感じていました。
しかし、今日の館山にはそのような姿勢は感じられませんでした。
それが私をして腹を立てさせる原因となっていました。

6回の2塁3塁の場面で、渡辺にセンター前ヒットを打たれ、
何故館山は本塁ベースカバーに入らなかったのでしょうか。

館山ほどの投手であれば、半ば反射的に本塁後ろに回りこんで
然るべきです。しかし、そんな基本プレーが出来ていないのです。

投手に打たれたショックがそうさせたのかもしれません。
あるいは自分の不甲斐無い投球がそうさせたのかもしれません。

私は、このプレーは館山一人だけの問題ではなく、
今のチーム状態を現す象徴的シーンなのではないかと思っています。
調子が悪いからたまたま負けた、のではなく、やるべきことをやっていないので
負けたのではないか。あるいは、調子が悪い原因は自分たちの姿勢にあるの
ではないか。

今日は酔った勢いで更に辛口になりますが、館山は、雑誌ユアスワの第5号で
「試合の流れを相手に渡さないこと。先に点をやらない、点を取ってもらった
後は絶対にゼロに抑える。(中略) 先発として、いかにいい状態で次の展開に
つなげるかだけに集中してマウンドに立っています」というコメントを
発表しています。
しかし最近の館山は、コメントとは逆の展開で、勝った試合も味方に
逆転してもらっての勝利。負け試合は先制点を逆転されて負けるというように
試合の流れを渡しっぱなしのふがいない投球が続いています。

館山は初心に戻って、どんな精神状態であっても、結果が出ていなくても
一生懸命な姿勢、やるべきことを淡々とやる姿勢を取り戻して欲しいと
思います。

ここから先は、小川監督にモノ申すことになりますが、投手起用の
基本的な思想を変えるべき時に来ているのかもしれません。

昔であれば、5回を3失点であれば先発投手としての責任を果たした、
などと言われていた時代がありました。
しかし、今の時代、9回で3点とれれば勝てる完全なデフレ野球の時代です。
今や後半になると活きの良いリリーフ陣が出てくるわけなので、
5回までに3点差あればまず負けを覚悟しないといけません。
今の時代は、5回に2点を取られたら、もう先発投手を交代すべきか悩む時期なのです。
特に今日は5回終わって2対0。3対1や4対2の2点差であれば、
味方が点を取れる気配があるので続投もありえますが、
今日はロッテの渡辺に完全に押さえ込まれ、ここから3点取ることは
難しいと思われる中、5回裏に館山に代打を送らない采配は
あきらかに一昔前のインフレ野球采配です。

打撃陣が思った以上に点が取れない今のスワローズの状況を理解した上で
采配することが求められています。投手受難の時代ですが、勝ちに
こだわるのであれば、3点目をいかに防ぐか、という観点から
逆算した采配をとってもよいのではないでしょうか。