ラグビー パシフィックネーションズカップ 日本対サモア2012年06月17日 23:17


今日は、忙しい一日でした。
朝風呂に行き、六本木のVIVIで早朝からサウナに入り、
お昼は神宮球場で全日本大学野球選手権を観戦し、
14時からは秩父宮でラグビーのパシフィック・
ネーションズカップを観戦。
その後すぐに神奈川県藤沢市まで電車で飛ばし、
両親と会食して、泥酔の中、ただ今帰って参りました。

1つのブログでは語れないほどの内容と思いますので
今日は、ラグビーの話に絞って語ります。

今日の試合は、なかなか楽しめました。
神宮球場の早稲田大対九州共立大の試合を
9回途中で退場し、キックオフから試合を観戦した
甲斐がありました。

それにしても、神宮の大学野球は
本当にのんびりした試合展開です。乱戦でもないのに、
2時間30分でも終わらなかったです。プロ野球並の
のんびりさではないでしょうか。ラグビーと
はしご観戦を予定している私のようなファンにとっては
非常に困ります。大学野球のスピードアップを期待します。

さて、今日のパシフィック・ネーションズカップ。
日本対サモアは26対27の1点差で惜しくも敗れました。

しかしながら、見所は多かったです。
まず、SOの立川の動きが素晴らしかったです。
立川がいたからなのかはわかりませんが、試合展開は
1月の帝京大対天理大を彷彿とさせる
対称的なスタイルの対決となりました。

立川は先週の試合ではタックルが決まらず、
決して活躍していたとはいえませんでしたが、
彼はやはり、センターではなくスタンドオフでこそ
輝く人材です。ロングパスやフラットなパスを
スピーディーに供給しておりました。

日本はバックスのスピードでは上回っていたと
思います。サモアクラスに対して堂々と
力を発揮できたところに日本の成長を感じます。

一方のサモア。
前回のフィジー戦と同様、FWの機動力、パワーが
際立っておりました。
日本はFWのディフェンスで後手を踏み、中央突破を
何度も許しました。

スクラムは何とか互角に渡り合っていましたが、
ラインアウトは劣勢でした。メンバー表を見ると
日本のジャンパーは200センチに達しておらず、
相手は1人、210センチという大男がいるではありませんか。

サイズで劣る日本としては、ラインアウトを
鍛えに鍛えて少なくともマイボールを確実にキープできるように
することが、死活問題だと感じました。
特に後半出てきた有田選手は今日は最悪でした。

今日の試合で気になることは、日本がホーム、サモアが
アウェイで、今日のような高湿高温な天候は日本にとっては
絶好な気象条件(日本にとっても過酷な条件でしょうが、
外国人には未知な条件という意味で日本有利です)
であるにもかかわらず、日本のほうがスタミナ、体力が
切れるのが早い、という事実です。

日本でワールドカップが開催される予定になっておりますが、
地の利を活かせないホームチームほど惨めなものはありません。

今日の試合、開始早々の体力の有り余っている時期には、
BKのスピードが活きて得点できましたが、その後、だんだん相手に
当たられるだけでダメージを受け、後半の後半はむしろ日本のほうが
疲れていたように感じたのは私だけでしょうか。

冒頭に少し引用した天理大学対帝京大学の試合ですが、FWで
圧倒的に劣勢な天理大学が勝つためには、最初の体力の有り余っている時期の
先制パンチ(これは今日の試合でもできました)に加え、後半の後半で
相手FWが消耗した時点で、BKで一気に振り回し、逆転するというシナリオが
必須であると感じています。
(今日の試合でも半ば出来かけていましたが、惜しかったです。)

サモア相手にホームゲームでスタミナ消耗戦で負けているようでは
先が思いやられます。
チームの戦術は通用するレベルにあるように思いますので、
後半、切れ味を落とさないような、選手の個々人のレベルアップを
期待したいところです。

それにしても、負けたとはいえ、今後の方向性や課題が見えた
良い試合だったのではないでしょうか。
今後の日本代表に期待したいところです。