桜東バス 江戸崎ぶらり ― 2012年04月30日 23:15
今日は、実家からの帰省の帰りに、桜東バスと江戸崎のぶらり旅に
行って参りました。
何故、桜東バスなのか。このバスは初乗り50円という
今時非常に珍しい低価格な路線バスなのであります。
是非乗ってみたいと前々から思っておりました。
そして、私も元々茨城県民なのですが、所謂県北出身なため、
江戸崎あたりには一度も行ったことが無く、ぶらり旅してみたいと
常々思っておりました。そういう理由で帰りにちょっと寄り道をして
帰ろうと思った次第です。
まずは常磐線フレッシュ日立号で土浦駅で下車します。
本当は、このまま上野駅まで乗っていけばあっという間に
家に帰れるのですが、ここで敢えて下車します。
土浦では乗ってくる人は多かったですが下車する人は
私一人だったような気がします。
さて、土浦駅発12時35分発の江戸崎行きJRバスに乗車します。
結構込んでおり、既に12、3人は乗っておりました。
途中、1名が乗車し、その後、霞ヶ浦高校で高校生5人が
乗車、立つ人も現れました。バスは霞ヶ浦を左手に仰ぎ、
渋滞も無く、着実に前進します。やはり霞ヶ浦の風景は、
非常に趣があります。全く飽きることがない車窓です。
乗車してから約1時間、終点江戸崎で下車したのは
私を含めて4人でした。料金は810円でした。
さて、ここで乗り換えの時刻表を見て唖然とします。
江戸崎に着いたのは13時30分ごろでしたが、
次の桜東バスは何と16時10分まで無いではありませんか。
2時間40分を江戸崎で過ごすことになりました。
気持ちを切り替え、早速江戸崎をぶらりしました。
まず、バスターミナル付近で看板を見つけ、
リバーサイド公園という公園に行ってみます。
ここは非常に良いスポットでした。ちょっとした
港があります。霞ヶ浦と利根川を結ぶ絶好の地点にあります。
江戸崎が昔から栄えた理由を垣間見ることができました。
ここのベンチで1時間くらいボーっとしておりました。
今は公園として整備されていますが、ここを過去の遺産のように
公園として利用するだけでなく、もっと港として活用しても
おもしろいと感じました。
更にぶらりし、茨城県の名店カスミストアーという
スーパーを見つけました。非常食用にここでパンを買いました。
それから市街地をぶらりしましたが、シャッター商店街化しており
非常に寂れておりました。悲しかったです。
世の中、都市化が進んでいると聞いておりますが、
江戸崎は完全に都市化の波からはずれてしまったようです。
歴史ある街なだけに非常に残念な気がしました。
さて、シャッター商店街の中でも頑張って営業しておりました
青木菓子店というところで名物っぽい「江戸崎まんじゅう」を
買いました。1個90円です。薄皮饅頭の王道をいくつくりと
なっておりました。
さて、寂れた江戸崎からいよいよ桜東バスに乗ります。
乗客は私のほか、私と同様の旅人風の老夫婦と、地元の
おばさんの4人です。地元のおばさんは途中、幸田で下車し、
釜井というバス停で2人が乗車してきました。
ここのバス路線はローカル線情緒溢れております。
是非、ローカル線ファンは乗るべきです。
国道125号線沿いを走りますが、途中、新利根川沿いを
バスは船と平行して走っており、また、川には多くの
釣り人を見ることも出来ます。
そしてそして、約1時間の旅で料金が320円というのも
非常に嬉しいです。信じられません。この低料金の
秘密を是非教えていただきたいものです。
さて、千葉県の佐原駅に着き、すぐに電車が来ており、一路成田へ。
千葉行きの電車だったのでこのまままっすぐ帰っても良かったのですが、
京成線のほうが料金が安いのではと直感し、成田で下車します。
既に夕方18時を回っており、夕食時ということもあり、ここで呑もうと考え、
成田の町をぶらりします。老舗っぽい料理屋、源氏という店を見つけ、
カウンターに座らせてもらいました。本当はうなぎ屋っぽいのですが、
うなぎの価格高騰のため、誰もうなぎは食べていませんでした。
ここで、ビールと地酒を飲み、イカ刺しなどを食べました。
非常にいきの良い、良質なイカでした。上質な高級店かと思います。
また、店長は野球好きらしく、長さんの写真が飾っておりました。
さすがは千葉県、長さんの地元です。その写真の隣には千葉ロッテマリーンズの
ポスターもありました。きっと地元の唐川を応援しているのでしょう。
成田ですっかり酔っ払い、京成線で帰京しました。
茨城県稲敷地区から水郷地区をバスで旅する非常に良い機会となりました。
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