高校野球 春の都大会 日曜日 ― 2012年04月08日 18:12
今日も、春の高校野球都大会を観戦に
神宮第二球場へ行って参りました。
今日は2試合を観戦しました。
第一試合は東海大菅生対佼成学園。
レベルの高い引き締まった投手戦でした。
佼成の左腕投手は
打てそうで打てないピッチャーのようです。
投げる動作と球の来るタイミングが
微妙にずれて来る感じで菅生打者は
打ちにくそうにしておりました。
ロッテの成瀬を彷彿とさせる
好投手かと思います。
遅刻して入場したため、既に1対0になって
おりましたが、試合は終始緊迫した展開で
おもしろかったです。
菅生の左腕投手も力投しておりました。
試合のほうは6回に左の3番打者が本塁打し、
これが決勝点となりました。
3番の選手は、今日の試合、攻守に際立っており、
センスの良さを感じました。
夏の西東京大会は本命なき混戦が予想されますが
佼成も例年以上に上位を狙えるのではと
思います。また、菅生も十分期待できると感じました。
さて、続いては、二松学舎大付属対雪谷。
嬉しいことに、両チームともブラスバンドとチアガールを
引き連れての応援です。私はグランドだけでなく
応援を見るのも大好きですが、春の大会にここまで
応援に力を入れているのは東京都ならではの光景ではないでしょうか。
試合にはどうでも良いことですが、ブラスバンド戦では、
若干雪谷が上回っておりました。音量ではほとんど互角でしたが、
雪谷はバスのパートがしっかり吹けており、音程も大きな
はずれは無かったです。
AKBの曲などにもチャレンジしており、努力している感じが伝わって
きました。二松学舎はバスがあまり利いていませんでしたが、トランペットの
男性が非常にいい音を出しており、獅子奮迅の活躍を見せていました。
一方、チア戦では、少人数ながら二松学舎が基本に忠実な動きを
見せておりました。雪谷のチアは端っこに固まっており、
ブラスバンドと声を出す部員とチアとの陣形がバランスを欠いており、
総合力で若干見劣りしました。
さて、更にどうでも良い話を続けますが、雪谷は一般ファンが非常に多いです。
観客も雪谷目当てに来た人が多く、声援も大きかったです。
今や実力だけでなく人気も都立高ナンバーワンの感があります。
試合のほうは、4対2で二松学舎が勝ちました。
スコア以上に二松学舎が強かったようにも思いましたが、
秋の大会が8対1だったことを考えれば、両校の力の差は
接近してきたと観るべきかもしれません。
それにしても、辛口に言うと、第一試合に比べるとゆるい感じの
試合展開のように感じました。
両軍とも、守備が乱れ、失点につながりました。
特に二松学舎は6回に信じられないようなエラーが続きました。
好投手のエース鈴木は、球威ある速球で相手を完全に押さえ込みましたが
これから上位に進出するには守備力が課題と感じました。
一方、雪谷は打力向上が課題かもしれません。鈴木は東東京では
屈指の好投手であることは間違いありませんが、今日は速球と変化球の
どちらを打つのか、狙い球を絞りきれなかったように感じました。
また、相手は強豪とはいえ、同じ相手に何度も負けるのは、
チームとして壁にぶち当たっているのかもしれません。
(昨年の対関東一もそうです)
都立の強豪から真の強豪へ脱皮するにはすぐのところまで来ていると思います。
今日の敗戦を糧に夏には成長した姿を是非見てみたいと期待しております。
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