大阪 日之出湯 朝風呂ぶらり2012年12月11日 00:18

昨日は、大阪西成の銭湯、日之出湯に
行って参りました。

8時過ぎに新今宮の宿舎を出、商店街をぶらりします。
動物園前1番街はいくつかの喫茶店があり、外から
覗くとお客さんも何人かいてそれなりに賑わっています。
朝マックではありませんが、朝の喫茶店は
地元の人のライフスタイルとして定着しているように
感じられます。モーニングセットは示し合せたかのように
どの店も350円だったのが印象的でした。
また、このあたりに良くあるカラオケ居酒屋はさすがに
この時間帯はまだ閉まっておりました。
更に2番街へ行くと有名なスーパー玉出は
元気に営業しております。豊島屋も開店しており、
この街は朝が早いです。
山王市場商店街、新開筋商店街など、このあたりは
本当に商店街が多いです。まだまだ廃業せずに
頑張っている商店も多いので風情があります。

さて、日之出湯です。一般には日の出温泉と
名乗っているようですが温泉かどうかは
わからないためでしょうか、
公式には日之出湯ということになっています。

実はここに来る途中、萬盛湯という銭湯を見つけ、
ここも朝風呂をやっていることに驚きました。
徒歩3分以内に朝風呂をやっている銭湯が2軒もあり、
このあたりの銭湯が地域に根付いていることを
実感した次第です。
萬盛湯は次回、行ってみることにしましょう。

さて日之出湯。想像以上にすばらしいところでした。
銭湯料金410円とサウナ用の
バスタオル代100円の合計510円で入ります。
サウナは無料ですが、バスタオルを持参しない場合には
100円を取るというシステムでした。
それにしてもサウナが無料、あるいは100円で
入れるということ自体が快挙ではないでしょうか。
さらに、露天風呂(とはいえ屋根が閉じていましたが)や
電気風呂、ジェットバス、伊香保温泉風呂、高温風呂
が完備しています。それもこれも銭湯料金に含まれております。
東京ではあり得ません。感動しました。
大阪の銭湯バンザイという感じです。

サウナは3人入れば満室になる極めて狭い
空間ではありました。しかし、温度は100℃超で
個人的に大好きな高温。サウナに入る人はほとんど
おらず、ほぼ1人で楽しめました。
オマケにこの狭い中、テレビも装備されており、
サンデーモーニングで張本が「カーツ!」
など叫んでいる様子を見ながらサウナを堪能できました。

そして極め付けはサウナ隣の水風呂。「黄金の水風呂」など
とうたっておりますが、非常に低温で快適です。
昨日のスパワールドに比べ圧倒的に低く管理されており、
恐らく18℃くらいだったと思われます。
プロのサウナーもきっと喜ぶと思います。
私の尊敬するプロサウナーの濡れ頭巾ちゃんさんが
「水風呂には『韻』のようなものが大切だ」とご高説されて
おりましたが、この場所で是非『韻』を感じて頂ければ幸いです。

さて客層は、ほとんどが地元のお年寄りです。
東京池尻の文化浴泉のような都市部住宅密集地で
地元の年寄りが多いという構成です。西成ということで
先入観を持ってはいけません。また、古い施設ですが常に清掃している
おばさんがいて館内は思いのほか清潔感があります。
地域柄女湯の客層がどうなっているのかは気になりつつも、
とにかく地域のおっさんが自転車に乗って朝風呂に入りに来る
庶民的な光景に大阪の下町情緒を感じた一日となりました。

飛田から阿倍野天王寺にぶらりして、その景観の変わりように
驚きました。阿倍野は近代的新興マンションが立ち並び
西成の古きよき景観とは急に趣が変わります。
まあ、阿倍野側からみても、飛田の前時代的な町並みは
忌避すべき対象なのかもしれませんが。。

西成の日之出湯はとても素晴らしいスポットでした。
大阪に行くときはスパワールドと決めていましたが、
朝風呂はここに決めたいと思いました。

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